「プレイステーション クラシック」のタイトルが全て発表されました!
「ぶっちゃけ買いなの?」「値段的にお得なの?」と言った疑問が多いと思うので、個人的な感想を述べたいと思います!
商品概要
・発売日 12月3日(月)
・希望小売価格 9980円+税
・同梱物 「プレイステーション クラシック」本体 × 1 コントローラ × 2 HDMIケーブル × 1 USBケーブル × 1 印刷物一式
・外形寸法 約149×33×105mm(幅×高さ×奥行)
・質量 本体 約170g コントローラ 約140g
ちなみに発売日は初代プレイステーションと同じ12月3日。愛が感じられて良いです。
収録ソフト一覧(20本)
ゲームの詳細はSONYさんが丁寧にまとめています。
ここが良い!!
名作が多い
名作が多いPSソフトの中から厳選された20本だけあって、非常に人気のソフトばかりです。これはさすがだと思います。
「FF7」「女神異聞録ペルソナ」「メタルギアソリッド」「バイオハザード」「アーマード コア」などは現在でも続いている人気シリーズですし、「アークザラッドⅡ」「XI」あたりは評価の高い神ゲーです。
ソフトが20本限りなのでラインナップには賛否両論あると思いますが、個人的にタイトルは非常に優れていると思います。
ゲーム好きなら1000時間は遊べる
例えばRPGだと「FF7」のクリア時間の目安は4,50時間。「アークザラッドⅡ」はクリアまで100時間を超える名作です。
他にもハマるといくらでも遊べる「XI」や「ミスタードリラー」、対人戦で盛り上がる「鉄拳3」「スーパーパズルファイターIIX」など、本体だけでゲームを遊び尽くせます。一人でやれるソフトも多く、選り好みしても数百時間は遊べます。
2人で遊べるソフトが多い
収録ソフトで対戦プレイが可能なのは「鉄拳3」「 R4 RIDGE RACER TYPE」「ARMORED CORE 」「XI [sái] 」「スーパーパズルファイターIIX」 「闘神伝」
協力プレイが可能なのは「GRADIUS外伝」 「Gダライアス」の合計8本です。20本中8本が2人プレイ対応というのはなかなかに良いと思います。
本体にはコントローラーが2つ付属していますし、これだけで友人と一緒に遊びまくれます。
本体がコンパクト、値段も手頃
本体は手のひらに収まるサイズでとても軽く、ACアダプタは不要、持ち歩きに適しています。
2人プレイのゲームをするために友達の家に直接持って行ったり、実家に持っていて暇な時間にゆったりプレイなんてことも可能です。
また20本も収録されていて9980円+税、必要な周辺機器も他に無く、とても買いやすい値段だと思います。
配信されていないソフトがある
PS3やVitaを持っている人はゲームアーカイブスでPSのソフトが遊べますが、収録ソフトの中で「女神異聞録ペルソナ」「GRADIUS外伝」「鉄拳3」の3作はゲームアーカイブスで配信されていません。
特に「女神異聞録ペルソナ」「GRADIUS外伝」は名作なので嬉しいところです。このソフト目当てで買う方は満足度が高いと思います。
ここが悪い!!
配信済みのソフトが多い
個人的に一番残念な点がこれです。
良いところに書いた3作品以外は全てゲームアーカイブスで配信済みで、PS3やVitaを所有している人は単体でソフトが買えてしまいます。私はPS3を所有しているので、プレイステーションクラシックをあえて買う理由が薄いです。
例えば「パラサイト・イヴ」をプレイして続編の「パラサイト・イヴ2」(PSソフト・アーカイブス配信済み)がプレイしたくなっても出来ませんし、アーカイブスの方が便利かなと思います。
ソフトのジャンルが偏っている
収録ソフトをジャンル分けすると以下の通り。
RPG
「アークザラッド」 「 アークザラッドⅡ」「サガ フロンティア」「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」「女神異聞録ペルソナ」「ワイルドアームズ」
アクション
「ARMORED CORE」「バイオハザード ディレクターズカット」「ミスタードリラー」「METAL GEAR SOLID」「パラサイト・イヴ」(アクションRPG)
対戦
「鉄拳3」「闘神伝」「スーパーパズルファイターIIX」(対戦パズル)
シューティング
「GRADIUS外伝」「Gダライアス」「JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻」(アクション要素あり)
レース
「R4 RIDGE RACER TYPE 4」
パズル
「I.Q Intelligent Qube」「XI [sái]」
ノベルゲームや恋愛ゲーム(街やときめきメモリアル)、シミュレーションゲーム(牧場物語)、音ゲー(パラッパラッパーやビートマニア)など他にも色々と欲しかった感があります。RPGが多いのは個人的に嬉しいです。
収録ソフトが無難
20本に絞っている以上仕方ないのですが、変わり種のソフトが特にありません。
万人受けするソフトが多いのはもちろん良い点ですが、やっぱりコアなタイトルが入っている方が面白いかなと思います。
レアなソフトが無い
せっかくなら絶版で高価なソフトがおまけとして1本は欲しかったです!
具体的には「バーガーバーガー」「MOON」「serial experiments lain」あたりですね。
任天堂のミニスーファミでは発売されていない「スターフォックス2」が収録されたこともあり、何かしらサプライズソフトが欲しかったりしました。
これでプレイするメリットが薄い
例えばPS3でPSソフトをプレイする場合、アップコンバート(高画質化)、スムージング(画像の粗さを少なくする)が適用出来てとても恩恵があります。
プレイステーションクラシックには倍速機能やステートセーブ(どこでもセーブ可能)があれば非常に嬉しかったのですが、さすがに搭載されていないようです。
本体価格は高い?安い?
まずプレイステーションクラシック本体は9980円+税。
収録されているソフトはゲームアーカイブスの価格を参考にしてみます。「FF7」は1543円、それ以外の配信済みの16作品は「617円」。この17作品の合計で11415円です。
配信されていない3本も含めると約14000円といったところです。これだけ見るとPS3やVitaを所有している人は微妙かもしれません。やりたいソフトだけ買った方が安くなりそうです。
ただしPS3やVitaを所有していない人にはかなりお得な価格です。本体にコントローラーが2つ付属、ソフトだけで約14000円分付いてくると考えるとかなり安いです。
配信されていないソフトもあり、所有欲が満たされると考えると良い価格だと思います。
買ったほうが良い?
まずゲームアーカイブスが購入出来ない環境の人。
1万円強でこの名作揃いのソフトをプレイ出来ると考えると、買いです。
この機会に名作レトロゲームに触れるのは絶対楽しいと思います。
次にゲームアーカイブスが購入出来る環境の人。
これは一概には言えません。
個人的には起動が若干遅いPS3を起動するのは面倒なので、これを買った方が捗るなと思います。Vitaを所有している人はテレビでやれるメリットが大きいですし、Vita TVを所有している人はそこまで恩恵が無いかもしれません。
ただしコントローラーが小さく疲れづらいのは魅力的ですし、20本専用機なのでごちゃごちゃしておらず、モチベーションが上がります。あとPSに思い出がある人にとっては同じ見た目のプレイステーション クラシックはついプレイしたくなるんですよね。コレクション目的でも良いと思います。
最後に
名作揃い、購入しやすいお値段なので、お財布に余裕のある方はご検討してみてはいかがでしょうか。個人的にはペルソナ、サガ フロンティア目当てにぜひ欲しいです。
それでは良いレトロゲームライフを!